出典:最新PV公開 アニメ『フレームアームズ・ガール』2017年4月放送スタート KOTOBUKIYA TV
2017年4月から放送されてるアニメのフレームアームズ・ガールの第9話が神回だったので、単独記事として紹介します。
個人的にはまぁ普通のアニメだなぁという感じでダラダラ見てるのですが、今回の9話に関しては脚本や作画に関して今までとは全く違った表現になっています。
脚本に関しては1-8話を見てきた人なら少し涙腺が緩みかけたのではないでしょうか。心が温まるというか、ほっこりするというか、でもその中に少し悲しい現実も見えてくる、そんな複雑な回だったように感じます。
というわけで簡単なレビュー記事になります。
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第9話のBパートは手描き回
出典:あらすじ:STORY|フレームアームズ・ガールより引用
第9話は、手描き回という事が事前に告知されていたわけではないのですが、各所で手描き回になるようなウワサというか、記事が出回ってました。
もしかしたら制作陣の誰かのツイートとか、公式サイトの予告記事のスクショや作画監督のスタッフ数などで、ある程度予測されていたのかもしれません。第8話からOPの一部がCGから手描き作画に変更されていた事も理由の一つです。
Aパートは特に今まで通りのCGだったのですが、Bパートの話はFAG達が人間サイズになって現実世界を動き回るという話のため、全員が手描き作画になっています。まぁ流石にあおだけ手描きで同じサイズのFAG達がCGだと違和感ハンパないですからね。
FAGは手描き作画になっても作画は崩れること無く、普段のあおの作画と同じくらいの安定感で描かれていて、とても可愛らしく見ごたえがあります。
心温まるストーリーの中に隠された"あお"の気持ち
出典:あらすじ:STORY|フレームアームズ・ガールより引用
さて、ここからは今回のBパート「あしたもいっしょに」の考察です。まぁ考察と言うほどの事でも無いですが、視聴していた時に色々な感情が沸き上がってきて、これは是非記事にしておきたいな!良い作品だな!と感じたので、書くことにしました。
夢の世界はあおの願望そのもの
1-8話までを見ているとわかるのですが、主人公のあおはFAG達を玩具としてではなく、一人一人を大切な友達として想って接しています。でも同じようにご飯を食べたり、学校に通ったり、海に出かけて遊んだり、学校の行事を楽しんだりという事は出来ません。
その願望が具現化したのが、今回の夢の中のお話になります。夢の中でもたまに現実とごっちゃになるような発言をして、周りのFAGに笑われますが、このシーンが深く考えてしまうとなんかちょっと悲しいですね。
よく別のアニメなどでは、敵側のキャラクターが主人公が求めている理想の夢を見させて洗脳させるホラー的な展開ありますけど、あれに似てますよね。
主人公は植物状態で理想の夢を見ているとか、死んで転生した後の話とか、記憶を消されたけど断片的な記憶が残っていて、そこから出た言葉だった、とかね。まぁFAGはそんな重たいアニメじゃないですけど笑
FAG達が居なくなった後、心の寂しさを紛らわすために見ている夢の中のような感覚もしました。
同じ時間を過ごせないという切ないテーマ
アニメ含む創作物のテーマとしてよく取り扱われる事に、ロボットや異世界の人物、歳を取らない人物や短命の人物との恋愛や友情があります。
フレームアームズガールのように全く作品内で触れる事がない事もあれば、それ自体をテーマにしている作品もあり、方向性によってこの手のテーマを織り込むかどうかは作者により異なります。
フレームアームズガールに関してはシリアス無しの日常ほんわかアニメなので、こういった重たいテーマは無いのですが、今回の夢の中の話を見てしまうと、視聴者としてはどうしても頭によぎってしまいました。
同じ時を過ごせない事を理解しているからこそ、夢の中でだけでも同じ人間としてFAG達と過ごしたい!というような願望があって、あおは今回の夢を見たんじゃないかなと、そう思うんです。
いつかは別れが訪れますし、同じ世界で生きていても小型のプラモデルと人間じゃ同じように遊んだり食事をしたりは出来ません。だからこそ、今回のような話はその根底にあるテーマを考えると、なんだか悲しくて切ない気持ちになります。
まとめ
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随分と重っ苦しく勝手にシリアスなテーマとして解釈してますが、実際のところは脚本家にしかわかりませんし、別にこのような視点で見る必要はありません。
多分手描き回にする時に扱いやすいテーマだったから夢を選んで、夢の中でFAGを巨大化させるためには~って考えた時にこうなった!という単純な話かもしれませんしね笑
今回の話は、あおとFAG達の絆がさらに深まった良い話だったと思うので、もうしばらく録画を見直す事になりそうです。