iPhoneやiPadのiOS端末で、アプリや音楽を購入する時に利用するギフトカードありますよね。iTunesカードやApp Storeカードと呼ばれるやつです。
まぁアプリ内から課金してる人や、直接iPhoneでチャージしている人には縁がないカードですが、この2つって違いあるの?という疑問が思ったので、調べてみました。
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iTunesカードとApp Storeカードは同じモノ
はい。結果としては同じものです。名称が違うだけで、中身は同じという事です。
よく、iTunesカードは音楽の購入だけにしか利用できないイメージ、App Storeカードはアプリ購入だけにしか利用できないイメージを持たれている方いますが、そんな事はありません。
iTunesカードとApp Storeカードは、音楽、アプリ(ゲーム含む)、動画(映画やアニメ)、アプリ内課金など、その全てで利用が出来ます。
カードを2種類にした理由
ではなぜ2種類のカードが誕生してしまったのでしょうか。ぶっちゃけ買う時に迷いますよね。
「どっち買ったらいいんだろう...」とか、そもそも完全に勘違いをしてて、買った後に「iTunesカードしか持ってないからアプリ買えないや...」という考えに至る人もいると思うんです。
その理由は、マイナビニュースの記事いわく、消費者を迷わせないためという事のようです。
参考:iTunesカードとApp Storeカードの違いは? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ|マイナビニュース
アプリを買いたい人はApp Storeカードを購入し、音楽や動画を購入したい人はiTunesカードを購入するというわけですね。
根本的な解決にはなってない?
しかし、本当にこれで迷いが解決されるのでしょうか。音楽もアプリも良く買う人なんかは普通に迷いますよね。
それに、ギフトカードを購入した後も勘違いしたままなら、「この前はアプリ購入のためにApp Storeカードを購入したけど、音楽は買えないから今度はiTunesカードを買いに行こう」と、こう考える人もいると思うんです。
はっ!まさかこれがAppleの作戦か!売り上げ伸びますからねぇ。
2種類のカードが混在する事になった理由
では、何故2種類のカードが混在して販売されることになったのでしょうか。これは、昔からAppleを身近に感じながら生活をしてきた人ならすぐにピンときそうですね。iPhoneやアプリの登場が原因です。
単純に、iTunes=音楽=iPodの管理で使う音楽管理ソフトウェアで昔からある、という構図から時代の変化とともに、アプリが登場したわけです。
そうなると、アプリを購入したいのに音楽専用のiTunesカードしか売ってない...という(勘違いの)事態になり、売上に影響出ますよね。
それを回避するために、App Storeカードを新しく作り、迷った人が手にしやすいようにした、という感じではないかと思ってます。
カードを統一しなかった理由
だったら、iPhoneやアプリが一般的に認知されてきたタイミングで、iTunesカード自体を廃止にして、統一すれば良かったんじゃね?と思いませんか。
例えば、『アップルカード』という名称で新しく作れば、誰がどう見てもわかりますよね。
iTunesブランドの維持
理由としてはやっぱこれが大きいかと思うんです。長年かけて認知されたiTunesという言葉、現在でも管理用のソフトウェアとして使われてますし、iTunes Storeもあります。
そのiTunesという言葉を、廃止とまではいきませんが名称を変えてしまうというのが勿体なかったのかなと。
また、新しく『アップルカード』として発売するとなれば、知名度を上げるのにも時間がかかりますし、広告費もかかります。そういったコスト面からも、カードを0から作り変えるのではなく、並行して販売できるカードを作る事にしたのかなと思います。
消費者の迷いが売上増加につながる
もう1つの理由としては、この理由です。2種類のカードが中身は同じものと理解している人は、全体のどれくらいいるのかわかりませんが、知らない人もそりゃ多いと思います。
2種類のカードは迷ったらこっちを勝ってね!って事で誘導にはなりますが、それだけでは同じものですよ!という答えにはなってません。
結果として、アプリを買いたい時はApp Storeカードを、音楽を買いたい時はiTunesカードを買ってしまうユーザーが増えてしまいます。
また、ギフトカードをプレゼントした場合なども、プレゼントされた方が勘違いをしていたら、「Aさんから貰ったカードはアプリ用のApp Storeカードだから、音楽用にiTunesカードを買わなくちゃ」となってしまう可能性もあります。
そのあたりの勘違い購入を狙ってる部分もあるのかぁと、僕は思ってます。
Apple Musicギフトカードは全くの別物
出典:iTunes Card/Apple Music ギフトカードやコンテンツコードを使う|Appleサポート トップページより引用
同じようなカードにApple Musicギフトカードという物があるのですがご存知でしょうか?こちらも店頭に並んでたりして、ぶっちゃけかなりややこしい。
このカードは、Appleの定額制ストリーミング音楽配信サービス『Apple Music』で使えるギフトカードです。
Apple Music支払い専用のギフトカードなので、iTunesでの映画や音楽の単品購入や、ゲームアプリの購入、アプリ内での課金などには利用できません。
逆に、『Apple Music』の利用料金をiTunesカードやApp Storeカードで支払う事は可能です。まぁこのApple Musicギフトカードだけは『Apple Music』専用カードですよと覚えておけばOKかと思います。
まとめ
それでは、ここまでのApple関係のギフトカードを表にまとめてみました。
音楽・映画 | アプリ・アプリ内課金 | Apple Music | |
iTunesカード | 〇 | 〇 | 〇 |
Apple Storeカード | 〇 | 〇 | 〇 |
Apple Musicギフトカード | × | × | ◎ |
Apple Musicギフトカードを利用した際のApple Musicが二重丸になっているのは、一番割引率が高くておトクだからです。
もし、Apple Musicを利用するのであれば、iTunesカードやApple Storeカードを購入するのではなく、Apple Musicギフトカードを購入すると良いですよ。
Appleのギフトカードについては公式サイトでも確認できます。