maneoで投資を始めて1ヶ月と少し経過してから、初めての繰上返済を経験しました。話には聞いていて、maneoの場合は他社よりも繰上返済の割合が多いという事でしたので、少し心配してました。
経験した感じだと、まぁ別にそれほど悪いもんじゃないし、案件に左右される部分が大きいのかな?という印象です。一応どんなものなのかまとめておきます。
スポンサーリンク
繰上返済とは
お金を借りている事業者が、本来の運用予定期間よりも早めに返済をする事ですね。個人でも、住宅ローンの繰上返済などがありますが、それと同じ事です。
「お金借りたけど、早めに資金集まったり運用の目途立ったから、借りてたお金全部返しますわ!12ヶ月予定やったけど3ヶ月になった!ゴメンやで!」
まぁザックリこんな感じ。この繰上返済はおそらく投資家のタイプによって、捉え方が大きく変わる事になると思います。
メリットについて
貸し倒れ(デフォルト)のリスクが無くなる
繰上返済のメリットとしては、貸し倒れの心配が無くなる事ですね。仮に12ヶ月の運用であれば、12ヶ月間は貸し倒れのリスクを抱えながらの資産運用になります。
それが早期に終了してお金が戻ってくるわけですから、その時点で貸し倒れのリスクも消滅します。
超短期ミドルリターン投資
案件にもよりますが、繰上返済があった時点で本来の運用期間よりも短くなることから、超短期で高利回りの案件にパワーアップします。
まぁ結果論としてなので正確には違いますが、案件としてはとても美味しいものに変身してくれます。
僕が今回経験した繰上返済の案件は、利回り8%で12ヶ月運用、担保または保証有でした。それがなんと2ヶ月で終了です。いや流石に短すぎだろ!と思いましたけどね。
でも結果論だとしても、利回り8%で2ヶ月運用、担保または保証有ですよ。こんな案件が初めからあったら、多分一気に50万以上は投資してるくらいの良案件になりますね。
早めに終了させたい案件には都合が良い
maneoで投資をしていると、良い条件のローンファンドが中々なくて、言ってみれば妥協して投資する事がたまにあると思うんです(僕だけかな笑?)。
例えばあまりにも良案件が無く、かといって資金を遊ばせておく事も勿体ない時に、仕方なく利回りの悪い案件や担保や保証が十分ではない案件に投資するとします。
そこでこの繰上返済があると、貸し倒れ(デフォルト)のリスクが無くなるうえ、利回りが低い案件が早めに終わってくれるので、喜ばしいですよね。まぁそんなに都合よく微妙な案件が繰上返済になれば苦労はしないのですが。
メリットを強く感じるユーザーとは
繰上返済が多い事を喜ばしく思う人は、どんなユーザーなのか。僕が思うに、ガッツリと投資してない小額投資ユーザーには、メリットの方を感じやすいのではないでしょうか。
言ってみれば僕みたいな投資額が月々10万前後、年間150万円くらいまでのユーザーですね。利回りは高い方が良いですが、投資額自体が低いためそれほど影響がありません。
また、分配金が生活に影響するほどmaneoで投資をしているわけでもないので、あくまで趣味程度にやっているという方には、この繰上返済はとても喜ばしく思う事がほとんどなのではないかと思います。
株やFXで短期売買を繰り返している方にも、メリットの方が強く感じるかもしれませんね。
デメリットについて
投資予定資金を遊ばせてしまう
デメリットとして一番大きい部分は、本来投資に回せるはずだった資金や期間を、無駄に遊ばせておく事になります。仮に12ヶ月運用予定の案件が繰上返済のため2ヶ月で終わってしまうと、残り10ヶ月分の機会損失の可能性が発生します。
「同じ利回りの投資案件に回せばいいんじゃね?」と思われそうですが、そうタイミングよく同じような案件があるとも限らないのです。というか実際に全く同じ運用期間、利回りの案件がある事はまずないです。
そこで、同じような案件が出るまでしばらく待つか~ってなると、その待期期間は投資予定の資金を遊ばせておく事になり、非常に勿体ない事になるんですね。
優良案件が早期終了してしまう
微妙な案件が早期終了する事は喜ばしいですが、それとは逆に優良案件が早期終了してしまう事はとても残念な事になります。
本当に優良な案件はそれほど多くありませんので、せっかくタイミングよく終了前に投資できたとしても、2-3ヶ月で終わってしまっては予定が狂ってしまいますからね。
デメリットを強く感じるユーザーとは
メリット部分よりデメリットを強く感じるユーザーは、ガッツリと投資しているユーザーでしょうか。まぁそもそもそんなお金持ちであればmaneo以外にも資産を運用出来る方法を知っているとは思いますが。
せっかく12ヶ月や24ヶ月単位で、安定した分配金を貰おうとしていたのに、早めに終了してしまうとまたローンファンドを探す必要も出てきますので、煩わしさもあります。
主に長期保有株で投資をしている方には、この繰上返済がデメリットに感じるのではないかと思います。
極端に繰上返済が多い場合はデメリットの面が目立つ
繰上返済自体が頻繁に起きる場合はどうでしょうか。まぁ一長一短ではありますが、上記でも説明した通りメリットだけを考えると超短期ミドルリターンを繰り返す事が出来ます。
しかしデメリット部分を考えると、どんどんお金が戻ってきては投資できない事にもなり、結果として稼げないという事になります。
まぁ判断は難しいですが、2017年4月や5月のローンファンドの案件状況を見る限りは、良案件の方が少ないイメージがありますので、デメリット部分の方が強く感じるかもしれません。
まとめ
僕は今のところ月に2件、合計10万円ほどをmaneoに投資していて、今回繰上返済が発生したのは3月末頃に投資した初めての案件を含む2件でした。
結果としては12ヶ月運用がたったの2ヶ月だけの運用で終わってしまいましたが、案件自体は12ヶ月運用で8%、担保か保証有の優良案件だったため、少し微妙な気持でもあります。
まぁ今回戻ってくる資金も次の案件に回せば良いか、という考えで良いのですが2017年 5月は12ヶ月運用で8%、担保または保証有の案件ってまず無いんですよね。だから、投資したくてもしばらくは出来ないという状況になりそうです。
今後は繰上返済の事も視野に入れて投資額を決める必要がありそうです。
ソーシャルレンディング maneoの詳細は下記より。