みなさん2017年 4月から始まったアニメ見てますか?僕は相変わらず見まくりです!
まぁいわゆるテンプレラノベ系アニメ(クソラノベアニメとも言われる)とガチガチに腐向けのはあんまり見ないんですが、その辺は評判が良ければ後から見るってスタイル。
で、今のところ面白いなぁと感じている作品で、P.A.WORKSのサクラクエストってのがあります。PAのお仕事シリーズ第3弾ですね。
ちょうどこの記事を書いている時で4話放送後ってところなんですが、この4話が中々心にグサッとくるものがあったので、記事にしました。
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サクラクエストのストーリー
(C)2017 サクラクエスト製作委員会 TVアニメ『サクラクエスト』職員紹介PV TOHO animation チャンネル
ひょんなことから田舎の町おこしをする事になった主人公、木春由乃と由乃を取り巻く同世代の仲間達との奮闘を描いたドラマって感じでしょうか。
内容的には実写向きですね。主人公の女の子は、田舎が嫌いで東京での生活願望のある普通の人。(普通って言ったらめっちゃキレる)
就活をするも全く上手くいかず、今回の町おこしに"国王"として参加する事になります。
由乃を取り巻く同世代の4人の仲間も、1人を除けばどうやら仕事や、やりたい事に対して何か抱えてる様子で、今後振り下げられていくんだろうなという感じです。
4話の主人公 香月早苗が自分と重なる
出典:TOHO animation チャンネル (C)2017 サクラクエスト製作委員会 TVアニメ『サクラクエスト』職員紹介PVより引用
4話で話の中核に居たのが、元IT系企業に勤めていた香月早苗(以後 早苗さん)です。
4話を見る前は、まぁ仕事嫌になって色々あったから辞めて田舎に逃げてきて、今までの知識活かしてブロガーやってんだろうなぁって感じはしてたんです。
でも、この4話でその辞めた理由とかを、本人の口から説明されるとね。。もうなんか自分と重ねてこっちも辛くなりましたよ。
そのセリフってのがこちら。
早苗さん「でも、逃げて来たっていうのは本当なのかも。東京で働いてた頃は毎日深夜まで残業してさ。フラフラになって終電で帰って、朝はまた通勤ラッシュで押しつぶされそうになって。」
「休みの日は疲れて1日中ベッドの中。それでとうとう体壊して入院しちゃった。それでも私、必死に会社に行こうとしたの。私が居ないと納期が...クライアントに迷惑が...って。」
「でも笑っちゃう、無理やり退院して会社に出たら代わりの誰かが私の仕事をやってくれてた。それで何の問題も無し。その時私思ったの。あぁ、別に私じゃなくてもいいんだ。」
「私が居なくても世界は何の問題もなく回っていくんだって。そしてら急に全部バカらしくなって。」
出展:サクラクエスト アニメ本編の台詞より
この部分の文章だけだとちょっと伝わりにくいかもしれませんが、この台詞の前に、代えの効かない唯一無二の職人さんに、「お前は逃げてきたんだろうが」って言われたんですね。
それで本人もちょっと落ち込んだ感じでこの台詞を吐露してたんですが、その時のBGMの演出や、声優の小松未可子さんがとてもいい演技をしてました。
都会で働いてたら経験のある事
自分も思い返せば、逃げてばっかだなって思ったんですよ。早苗さんが言った事って、社会に出たらわりと当たり前によくある事です。
全く経験が無い人はイマイチ...と感じるかもしれませんけど、明るく言えばほんあるあるネタみたいなもんです。
でも本当にこういうのつらい。つらいからみんな悩むし、会社辞めちゃうし、それを面と向かって「逃げたんだろ!」と言われたらそりゃへこむ。
アニメの中の台詞ですけど、これ見てた時に、僕が会社辞めてブログやってるのも、単なる逃げだったんじゃないか...?て思っちゃうんですよね。
逃げた方向が進むべき方向だった
受け売りですけど、この言葉は救いになります。逃げたんじゃない、方向を変えただけってね。そしてその方向が本来進むべき道だったんだよって。
結局のところ、逃げた方向で成功したかどうか、現実的に言えば生活が出来るようになったのか、満足できたのか、幸せになれたのかってのが問題だと思う。
逃げた先で後悔したり、結局そっちでも辛くてまた戻ってきてたら、そりゃ単なる逃げと言われても何も言い返せない。
僕は会社を辞めて1人で生計を立てて行く事に関しては、半分逃げたという気持ちありますけど、100%逃げたとは思ってない。
だからこそ成功させなきゃならんのですけどね。
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売れない物を売ろうとする努力
このアニメは町おこしがメインクエストになってるので、町おこしのために何をやったらいいのか?を考えている部分は見ていて楽しいですね。
売れない商品をどう売るか?みたいな。自分の町を日本全国や世界中に宣伝して集客をするって、まさにブログやアフィリエイトに通じる事と同じですからね。
もっと言えば、営業ですよね。企画して、営業して物を売る。
失敗して試行錯誤
実際に物語上では、公式ブログを作って動画まで撮って宣伝したりしてますが、全く売れないんですね。そりゃそんな簡単に売れたら苦労はしないw
早苗さんはITに強いので、今のところ企画やウェブ関係とか、多分今回の町おこしでは一番働いてるイメージあります。
まぁ今のことろ全部失敗してますので、それが今後どのように成功に導けるのかってのは、一人のブロガーとしても、アフィリエイターとしても興味があるところです。
社会人なら共感できるでしょってポイントを詰め込んでいるので、ターゲットドンピシャな人が見たら本当に面白く感じると思います。
だんないよって何?
出典:TOHO animation チャンネル (C)2017 サクラクエスト製作委員会 TVアニメ『サクラクエスト』職員紹介PVより引用
最後に番外編。主人公の仲間の一人である四ノ宮しおり(以後 しおりちゃん)がよく言う「だんないよ」って何なの?
いやめっちゃ気になりますやん?さも当然のようにそのセリフ連発してますけど、視聴者わかりませんから。
方言なのはわかるけど、どっかで説明してくれないとわからんよ普通。台詞の前後から察するに、「大丈夫だよ?心配ないよ?」的な感じでしょうか。わからんので調べてみました。
三重弁、富山弁、石川弁
Google先生に聞いてみましたが、結構ばらつきのある答えが返ってきました。「だんないよ」自体の意味は「大丈夫だよ、問題ないよ」的な感じで、ほぼほぼ当たってたようです。
まぁ話の前後聞いていれば誰でもなんとなくわかるでしょう。
で、どこの方言なのか調べてみると三重弁(伊勢弁)、石川弁(というか金沢弁)、富山弁という3つの答えがありました。
富山県と石川県はお隣さんなので、まぁこのあたりの地域の方言なのかなという印象。
ただ、サクラクエストの舞台というかモデルになっているのは、富山県南砺市という事なので、富山弁というのが正解っぽいですね。
社会人や都会人に見てほしいアニメ
出典:TOHO animation チャンネル (C)2017 サクラクエスト製作委員会 TVアニメ『サクラクエスト』職員紹介PVより引用
PAが作るお仕事シリーズってやっぱ全部面白いですね。前作のSHIROBAKOも僕が今まで見てきたアニメのトップ30には入るくらい面白い作品でした。
サクラクエスト自体は町おこしがテーマになってますが、町おこしをする"よそ者"の考えと、町おこしを最初から反対している"町の人"がどのように協力しながら町おこしを成功させるのか目が離せません。
町の人とよそ者との、町おこしをテーマにした和解?の部分も見どころですが、社会人としてチームでやっている仕事で成果が出ない事に対する葛藤とか、5人の過去に関係するエピソードと人間模様。
どれもそれなりに重たいテーマっぽいので、それをアニメでどのように楽しく魅せてくれるのか、今後も本当に楽しみです。